MAZDA CX-5 ボディコーティング
- JoyWorks Yada
- 7月1日
- 読了時間: 4分
更新日:8月16日
今回はマツダCX-5のコーティングです。
ディーゼル車のXDです。

マツダのディーゼルは過去に仕事で乗ったことがありますが、とても乗りやすい印象です。
ディーゼル特有のトルクフルな走りはとても気持ちが良く、街中から高速まで快適です。
低速でもアクセルの突きが良いので、ストレスを感じさせません。
マツダが昔から心がける人馬一体。
こういったSUV車にも向けてもらえる心配りにマツダらしさを感じます。

全体の写真ではとても綺麗に写っているのですが・・・
ボディには酸化層が完全に固着しており、どんなクリーナーを使用しても除去ができません。
こうなると、残される手段は研磨しかありません。
それも、簡易的なソフトポリッシュでは艶が出るだけで、酸化層は完全に除去できません。
ハードポリッシュからはじまり、数回に分けて仕上げていく必要があります。
この下地を怠ってしまうと、せっかくのコーティングも効果半減。
基礎をやらずに家を建てるようなものです・・・
このあたり、正直なところ業界の闇です(^^;
もし分からないことがあれば聞いてください。
うちは正直に話しますよ(笑)
まずはボンネットをファーストカットでどこまで戻るか研磨してみました。
背景の映り込み、そして色自体も変わって見えるのが分かると思います。
ディープクリスタルブルーマイカという紺のメタリック色ですが、こういった濃色車は特に違いがはっきりと出ます。
これがこのお車の本来の『色』ということです。
ただコーティングを塗るだけでは、この深みのある色は出せません。

ルーフの酸化層が一番強烈でした(^^;
ところどころ白濁している箇所もあり、一瞬クリアー層が傷んでるのか焦りましたが・・・
いずれも分厚い酸化層がそう見せているだけで、しっかりと色を取り戻せました。

色味も映り込みも別物ですね(笑)
ただ、樹液のシミや深いウォータースポットは完全に取り除けませんでした。
写真では分からないレベルなのですが、施工者目線としては悔しい!
SUVやミニバンのルーフなんて、オーナー様でもまじまじと見る機会はそんなに無いと思います。
でもだからと言って、程々で良いなんてことはありません。
取り除ける傷やシミはしっかりと除去させて頂きます。

このようにドアパネルには結構深い線傷がありましたが、磨きで8割ぐらいは除去できました。
オーナー様からタッチペイントをお預かりしていたので、同時に各傷のある部分にペイント。
乾燥後に磨きを入れて艶を合わせてあります。

写真だと全く分かりませんね(^^;
ペイント持ち込みいただければ、このようにペイントしてから磨いてコーティングかけさせて頂きます。

そういえば、ホイールはブレーキダストが焼きついておりました。
これ市販の洗剤だとほぼ落ちないのです・・・

あまり強い洗剤を使うと、ホイールの塗装がやられてしまうので、数回に分けて洗浄。
ホイールは重要ですよ!
おしゃれは足元からなんて言いますけど、車も足元から。
ホイールが綺麗なだけでグッと引き締まって見えます。

磨きが終わったら、各部分にコーティングを塗布していきます。
黒い樹脂パーツ類にも施工でき、ご覧のように色褪せ気味の樹脂も黒くなります!

グリル部分のメッキパーツや細かな樹脂部分にもコーティングしていきます。
細かな一つ一つの作業が最後に大きな差を生みます。

ボンネットコーティング完了。

そして真っ白だったルーフも濃紺の素晴らしい艶に!

樹脂パーツも黒くなり、全体をより引き締める印象に。

そんなことでCX-5完成です!
ちょうど梅雨のど真ん中だったこともあり、家の隣の広場で撮影出来ませんでした・・・
納車時にはオーナー様から『色が変わった!』と喜んで頂きました。
狙った通り!なんてこちらが喜んでしまいました(笑)
この仕事、綺麗になったでしょ?すごいでしょ?なんて自分から言いません。
お客さんに言って頂くから価値がある。
お客さんを喜ばせるのが仕事!
そんな想いでいつも車を綺麗にしております(^^)
この度はありがとうございました!
今後も末長くご愛用ください。
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